【豆知識30選】防災・災害に備えて身を守るために大切なこと

豆知識って困った時に役に立つ情報のイメージがあります。知っているだけで得した気分になって、何となく誰かに話したくなります。今回は、自分はもちろん大切な人を守るために、防災の豆知識をたくさん集めました。クイズで楽しんだり、ちょっとだけ自慢したり、話のネタに使ってください。






1)防災の豆知識:家族で決めておくこと

【1】自宅近くの避難場所は避難経路とセットで家族全員が確認する

休日や夜間はもちろんですが、長期休暇にお子さんだけでお留守番の時など、だれがどこを通って避難するのか。全員が把握しておきましょう。連絡がつきにくい時でも、集合場所候補として、家族の中で認識できます。

【2】学校や職場近くの避難場所は避難経路とセットで家族全員が確認する

平日の場合は、家族がどこにいるのか、大雑把ですが把握しておきましょう。外回りの業務の方も連絡は職場にするので、家族全員で確認しましょう。

【3】家族で災害時の連絡手段を決めている

家族全員の携帯番号やメールアドレスをご存知のご家庭は、意外と少ないです。災害時は、メールのやりとりの方が多少の遅れはあっても確実に連絡がつきます。これは、ショートメール(携帯電話の番号に送る)でも、Eメールでも変わりません。SNSなど、複数の連絡手段を決めましょう。

【4】電話がつながりにくい状態の時は、公衆電話が比較的つながりやすい

災害が発生すると、音声通話はつながりにくくなります。これは携帯電話も固定電話も変わりません。公衆電話が一番つながりやすいといわれています。公衆電話を使ったことがないお子さんも増えています。実際に使って、使い方を確認しましょう。

2)防災の豆知識:ハザードマップの活用

【5】ハザードマップで危険個所を把握している

インターネットでハザードマップを確認することができます。また、自治体によっては全戸配布しています。家族で確認しましょう。離れて暮らしている家族のハザードマップも確認しておきましょう。

【6】ハザードマップは災害によって異なる

ハザードマップは災害によって異なります。海の近く、川の近く、崖の下、土地の低い場所、住んでいる場所が異なれば、発生する災害は異なります。色々なパターンがあります。諦めないで、真剣に対応を話し合いましょう。

防災マップ

3)防災の豆知識:自治体の避難情報

【7】災害情報や避難情報の入手方法を知っている

お住いの市区町村の緊急放送の設備は屋外型ですか?個別受信機ですか?外が大雨でも、暴風でも聞き取れますか?離れて暮らす家族はご存知でしょうか?テレビだけが入手方法では、少し心細いです。

【8】自治体が発令する避難勧告などの避難情報の内容を理解している

自治体は気象庁の発表する警報などをもとに、避難情報を発令します。

(1)避難準備、高齢者等避難開始

避難に時間を要する人(高齢の方、障害のある方、乳幼児等)とその支援者は避難を開始しましょう。その他の人は避難準備を整えましょう。

(2)避難勧告

速やかに避難場所へ避難をしましょう。外出することでかえって命に危険が及ぶような状況では、近くの安全な場所への避難や、自宅内のより安全な場所に避難をしましょう。

(3)避難指示

まだ避難をしていない人は、緊急に避難場所へ避難をしましょう。外出することでかえって命に危険が及ぶような状況では、近くの安全な場所への避難や、自宅内のより安全な場所に避難をしましょう。

必ず段階的に発令されるわけではなく、いきなり避難準備から避難指示が発令されることもあります。また、対象ではない人でも不安を感じたら、避難をしてください。

【9】大雨・津波災害によって避難場所は異なる

指定緊急避難場所には、災害のイラストが掲示してあります。複数の箇所をご覧になると、特に津波の表示がある避難場所と無い避難場所が確認できると思います。災害が異なれば、避難場所は異なります。普段から、家族で情報を共有しましょう。

【10】避難所は何種類かある

災害の危険が収まれば、指定緊急避難場所から避難所に移動します

(1)指定避難所

一般に避難所といわれる地域の学校の体育館などです。

(2)福祉避難場所

避難所で過ごすことが困難で、介護や福祉サービスが必要な高齢者や障がい者向けに開設される避難所です。サービスが必要な場合は、事前にお住いの市区町村に確認しておきましょう。

【11】自治体の防災メールに登録している

お住いの市区町村または都道府県の防災メールを受け取ることができます。それぞれのホームページから登録できます。パソコンやスマートフォンだけでなく、ガラケーでも登録できます。ご活用ください。ご実家の地域の防災メールを受信して、心配で電話で知らせておられる方もいらっしゃいます。便利なものは積極的に使って、大切な人を守りましょう。

家具のレイアウトを考える女性

4)防災の豆知識:日頃からする地震対策

【12】家具や大型家電は転倒防止対策がしてある

地震対策といえばこれです。倒れてきた家具の下敷きになる被害を最も有効に食い止めます。大地震の時は、倒れてきた家具や、空飛ぶプリンター、走るコピー機など凶器に早変わりです。家具や機械が壊れることより、命にかかわります。できることは、必ずしておきましょう。

【13】食器棚の扉は開閉ロックをしている

キッチンの被害で最も大きいのは、食器棚の観音開きの扉が開いて、食器が全部散乱することです。家の中をクツで歩く可能性が一番高いのは、キッチンです。「冷蔵庫は倒れていなくて、扉が開いてしまった。でも食器が散乱して、近づくことができなかった。」「夫婦の趣味で集めていたワイングラスが全部壊れて、ショック。」被災された方の声です。

普段は面倒ですが、夜寝るときとか、留守にするときとか、ロックしましょう。「ご飯を食べている時に、グラッときて、外に飛び出た。後で、下駄箱の上に箸だけ置いていて、笑った。食器棚を背にして食べていたけど、今思うとゾッとする。」実話です。

5)防災の豆知識:地震が発生した時

【14】窓から離れて机の下などに隠れる

地震が発生した時、建物の中にいた場合は、ガラスが割れる可能性があるので、窓から離れ、机の下などに隠れて安全を確保しましょう。天井の照明器具の落下事故も多く発生しています。倒れてきた家具の下敷きにならないように、安全な場所に隠れましょう。

【15】火を使っていたら火を消す・タイミングは3回

・地震の揺れはじめ

・大きな揺れが収まった後

・出火の直後

火を消すタイミングはこの3回です。以前は、火を使っていたら何が何でも消すと言っていましたが、かえって危険だということで、このタイミングを呼び掛けています。IH型コンロで火はなくても、電源を切ってください。その際、鍋の中のお湯などが地震で揺れて、外にはねることで火傷する事故が多発しています。焦らないで行動しましょう。

【16】集合住宅はドアを開けて出口を確保する

地震の揺れで、マンションなどの集合住宅はドアが開かなくなり、閉じ込められることがあります。特に、ドア以外の脱出場所が無い構造が多く救助も困難です。地震の揺れはじめに、できるだけドアを開けて、出口を確保しましょう。家族全員が覚えておきましょう。

【17】エレベーターに乗っている時は全部のボタンを押して停止させ、速やかに降りる

エレベーターに乗っている時に、地震の揺れを感じたら、全部のボタンを押して最寄りの階で停止させます。自動で停止した場合、脱出不可能な場所で停止することも想定されます。閉じ込め防止のために、最寄りの階で停止させ、エレベーターを降ります。

【18】街中にいる時は、ブロック塀や自動販売機など倒れてきそうなものから離れる

街中にいる時に地震の揺れを感じたら、ブロック塀や自動販売機など倒れてきそうなものから、離れます。また、揺れにより屋外に設置してある看板の落下や、強い地震では、壁やガラスの落下も想定されます。まわりを確認して、安全を確保しましょう。地震の揺れが収まってから移動しましょう。

海辺 津波の石像

6)防災の豆知識:地震が発生した時<津波編>

【19】海岸近くにいる時は、すぐに高台などに避難する

地震が発生した時、海岸近くにいる時は、津波の危険があるので、すぐに高台や津波避難タワーなどに避難しましょう。慣れない場所での発生など想定されます。避難誘導に従い決められた避難経路を通って、落ち着いて行動しましょう。

【20】川の近くにいる時は、流れに対して直角方向に素早く避難する

津波は川を逆流してきます。地震が発生した時、川の近くにいる時は、川から離れ、川の流れに対して、直角方向に素早く非難します。できるだけ高台など高い場所を目指します。

【21】指定された津波避難場所に着いても、状況によってはもっと高い場所へ避難する

東日本大震災で、避難場所に津波が押し寄せる想定外の被害が多発しました。指定された津波避難場所に着いても、いつもより揺れが大きかった場合は、安全のため、もっと高い場所へ避難しましょう。お互いに声をかけあって、安全な場所を通って避難しましょう。

【22】津波避難施設は一般のビルの屋上も指定してある

津波避難タワーなど避難経路とセットで建設されていますが、絶対数が不足しています。一般のビルの所有者の方にご協力を頂き、自治体が津波避難施設として、指定してある建物もあります。地震発生時はエレベーターが使用できませんので、階段での避難となり、とても大変ですが、命を守るために頑張りましょう。

大雨 洪水

7)防災の豆知識:大雨・台風のとき

【23】竜巻や急激な天気の変化の前兆を知っている

発達した積乱雲が近づくと、竜巻などの激しい突風、落雷、急な強い雨が降ることがあります。

・真っ黒い雲が近づき、周囲が急に暗くなる。

・雷鳴が聞こえたり、雷光が見えたりする。

・大粒の雨やひょうが降り出す。

頑丈な建物内に移動するなど、身の安全を確保する行動をとって下さい。気象庁のホームページで確認できます。雷注意報の時には、役立ててください。

【気象庁】竜巻発生確度ナウキャスト

https://www.jma.go.jp/jp/radnowc/index.html?areaCode=000&contentType=2

尚、このサイトは、気象に関して公開されている全てのデータを確認することができます。

【24】がけ崩れや地滑りなど土砂災害の前兆を知っている

がけ崩れの前兆の代表的なものです。

・がけに割れ目やひび割れが入る
・がけから水が出る
・がけからパラパラ小石が落ちる
・山鳴りがする。異様な匂いがする(山の木と木がこすれ合うことで、起こる匂い)

土石流の前兆の代表的なものです。

・川に流木が混ざる
・雨の日に川の水位が急に下がる
・川の水が急激に濁る

周りの人にも連絡し、昼間に発見したら、すぐに避難しましょう。夜間であれば、家の中の2階以上の部分で崖から離れた部屋に避難しましょう。

【25】台風の東側(台風の進行方向の右側)の方は被害が大きい

台風は高気圧のふちを回りながら、南からの風に押されて北上します。台風の風は反時計回りに吹いています。つまり、南から吹き込んでくる風を台風の東側で取り込んでいきながら北上するので、台風の東側である進行方向の右側の風が強くなります。

台風本体の雨雲もそれに伴って発達しますので、風だけでなく、雨も多く降ります。したがって、雨、風共に強くなり、被害が多く発生します。

【26】避難が困難な時は崖から離れた2階以上の部屋に避難(垂直避難)する

過去の災害で、避難するために夜間に移動して増水した川などに流されたことがありました。このような被害の発生を防ぐために、明るい時間帯に早めの避難を呼びかけています。しかし夜間など急激な状況の変化により、危険を感じた時は無理に屋外に出て避難場所へ移動せず、家の中でより安全な場所に避難をしましょう。

崖から離れた2階以上の部屋に避難します。垂直避難とはその場でより高い所へ避難することです。1階部分は浸水の可能性も多く、またがけ崩れなどがあった時も土砂の流入が発生します。しかし、この避難により危険度は減りますが、絶対に安全ということはありません。あくまで応急の対応です。できれば、早めに安全な場所へ避難しましょう。

【27】台風が来る前に、家の周りの飛びやすいものは片づけて、雨どいは掃除しておく

家の周りの飛びやすいものは片づけておきましょう。ご近所に迷惑をかけてトラブルになることもあるようです。台風情報を確認し、早めに対応しましょう。雨どいも枯れ葉や土で、詰まることもあります。気候の良い時に、掃除しておきましょう。以前に比べてゲリラ豪雨などの発生が増え、短時間に大量の雨が降ることも珍しくありません。排水能力を超えた雨が降った場合、雨どいなどが溢れて、降った雨以上の被害が発生します。

暗闇で輝く懐中電灯

8)防災の豆知識:持ち出し品・停電・断水

【28】持ち出し品に0次、1次、2次と緊急度が異なる分け方がある

持ち出し品は、緊急度によって分け方があります。0次はいつも携帯するもの、1次は非常持ち出し品、2次は備蓄またはストックです。

<0次>

0次は防災ポーチや防災バッグといわれ、いつも携帯することが望ましいです。

・携帯の充電器(または予備バッテリー)
・飲料水・非常食(アメ、カロリーメイトなど)
・ハンカチ・ポケットティッシュ
・ウエットティッシュ(ウオータータイプ)
・使い捨てマスク・救急セット(絆創膏・綿棒)
・常備薬
・使い捨てカイロ・生理用品
・LEDライト(ペン型の懐中電灯)
・歯ブラシセット
・ホイッスル

<1次>

1次はリュックサックに入れて、1日分の避難生活が送れる量が目安です。

・0次の防災セットに加える
・ラジオ(電池とセット)
・軍手
・雨具
・カッターナイフ
・エマージェンシー毛布
・簡易トイレ・目隠しポンチョ・携帯ビデ
・飲料水
・非常食(調理不要、容器不要)
・タオル・バスタオル
・レジ袋・ビニール袋
・ビニールシート(敷物)

<2次>

2次は避難生活をおくるためのストックなどです。

・飲料水・折りたたみ式給水タンク・簡易浄水器
・非常食
・カセットコンロ・カセットガス
・鍋
・使い捨て容器
・箸
・スプーン
・ラップ
・簡易トイレ
・着替え

【29】自宅近くの、災害時給水ステーションを確認し、給水タンクを常備しておく

水道が使える状態でも、集合住宅の場合停電になれば水の供給がストップしてしまいます。また、大雨の後に「水見舞い」という言葉があるように、大雨の後は様々な理由により、断水になることも多くあります。災害時給水ステーションが各地に整備されています。給水車による支援ではなく、災害時に給水可能な施設を自治体が準備しています。水は命に係わる緊急性の高いものなので、このような対応をしています。自治体のホームページで確認しましょう。

また、給水を受けるためには容器を自分で準備しなければなりません。大雨の後はポリタンクも売り切れてしまいます。場所をとらないように、折りたたみ式給水タンクを常備しておきましょう。水1Lは1kgです。キャリーなど運ぶ方法も考えて購入しましょう。

【30】給水車の水は生活用水で、飲料水ではない

断水の時、給水車による支援を受けることがあります。ほとんどの場合、この水は生活用水です。生活用水は洗濯や、水洗式トイレ、お風呂に使用します。このままでは飲料水としては適しません。

飲料水として使用される場合は、浄水器を使用されることをおすすめします。家庭用の水道に装着して使用するタイプのカートリッジ式浄水器は、中空糸膜タイプという浄水方法です。これは薬剤を使用せず、ろ過していく方法です。汲んできた水は水道の蛇口に装着した浄水器は使用できませんので、防災用品やアウトドア用品の浄水器の「中空糸膜タイプ」をご準備ください。交換用カートリッジも販売されています。






この記事のポイント

【1】防災の豆知識を活かして、災害発生時に身を守る行動をとれるように心がけましょう

【2】自治体の発表する避難情報は確実に入手する。離れて住む家族も協力しましょう

【3】防災に関する情報は、住んでいる地域だけでなく、出掛ける先の情報も入手しましょう

【4】災害の前兆を知り、自分で判断して早めの避難行動をと利ましょう

【5】身の回りのものを活かして、生活するアイディアやコツを知っておきましょう

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