マニュアル公開!地震の訓練で大切な4つの知識

地震 耐久 家

日本は地震大国です。大地震は、明日あなたを襲うかもしれません。自分の身を守るために、出来る事は何でしょうか。まずは日頃から地震を意識し、訓練を行う事が大切です。今回は地震の訓練で、知っておくと役に立つ4つの知識をご紹介します。






1)地震訓練が大切な理由4つ

1923年9月1日に関東大震災が発生し、10万人以上の死者・行方不明者を出しました。この大震災にちなみ、毎年9月1日は防災の日と制定されています。そして防災の日を含む1週間が、防災週間となっています。この時期は全国各地で、防災意識を高めるための訓練や啓発行事が行われています。まずは地震の訓練がなぜ大切かを説明します。

【1】地震の知識を習得する

基礎知識を学ぶ事によって、実際地震に遭遇した際、色々な被害の予測ができ、その対策を練る事ができます。落ち着いた行動に繋がるので、パニックによる怪我や事故も予防します。

【2】防災資機材などの習得

初期消火用具や救護用具などの防災資機材は、普段使う機会は滅多にないです。緊急時に使い方が分からないと、一刻を争う時に役割を果たす事ができません。事前に訓練をする事によって、防災資機材の使い方を把握しておきます。

【3】避難場所や経路を確認

自分の身を自分で守るためには、事前に備えが必要です。これを自助と呼びます。避難場所を知っておくと、いざという時にあわてずに避難する事ができます。またその経路に、危ない場所はないかなど安全性を確認しておきましょう。避難場所に向かうルートを2~3コース考えておくとよいでしょう。

【4】地域の中での自分の役割を理解

大きな災害の前では、自分1人の力ではどうにもならない事が度々あります。そういう時に、地域の人々や隣近所で支え合う事が大切です。これを共助と呼びます。地域の避難訓練や災害のシンポジウムに参加して、意識を高めあいましょう。

地震 計測

 2)訓練に役立つ!緊急地震速報について重要な3つの事

大きな地震が来る前に、テレビやラジオ放送やメールで来るお知らせを、緊急地震速報と言います。地震初期の小さな揺れをキャッチし、(P波)、あとから来る大きな揺れ(S波)を予測します。震度4以上、最大震度5弱以上の地震発生時、気象庁が予測し地域に速報が流れる仕組みです。地域や職場の防災訓練でも、実際の地震を想定して緊急地震速報が活用されます。それでは緊急地震速報について詳しく説明していきましょう。

【1】緊急地震速報の表示とは

テレビの場合は、緊急地震速報、震源、強い揺れに警戒などの注意呼びかけ、警戒地区などが表示されます。携帯は緊急速報のエリアメールが流れます。警報音、バイブレーション、画面表示で待ち受け画像にお知らせします。

【2】お知らせが来た時、注意する事

震源地に近い地域だと、速報が強い揺れに間に合わない事もあります。また自動車の運転中や、機械の操縦中に緊急地震速報が流れた時、パニックになって事故を起こしてしまう危険性があります。商業施設などの人が多く集まる施設で、出口に走り、将棋倒しになるなど混乱や二次被害を起こす可能性もあります。まれに誤差や誤報の可能性もあります。

【3】訓練で使うメリット

緊急地震速報が流れた時、テレビやラジオの放送を確認し、携帯電話の着信を調べている間に、強い揺れが起きてしまう可能性があります。事前に報知音を知っておくだけでも、すばやく身を守る行動をとる事ができます。報知音は、チャイム音とブザー音、サイン音などの種類があります。NTTdocomo、ソフトバンク、au、ワイモバイル、NHKなどそれぞれの報知音をホームページで視聴できます。

NTTdocomoでは、地震防災訓練アプリがあります。登録した訓練の日時に、緊急地震速報のブザー音が鳴ります。自治体などの防災訓練などで利用でき、企業や個人の訓練でも利用できます。

3)体験しよう!地震の訓練メニュー5選

【1】地震体験車に乗ってみる

地震体験車とは、地震を疑似体験できる車です。起震車とも呼ばれています。ほとんどがトラックの荷台を改造して、一般家庭のダイニングを再現し、テーブルやイスが設置されています。

震度1~7まで設定を変える事ができ、実際過去に起きた大地震も再現できます。地震の揺れを体感してみる事によって、冷静な対応や、家具の固定等の普及の向上を目的にしています。各地の防災イベント会場で無料体験できます。

【2】防災講演会や、ワークショップに参加する

各自治体や学校で、地域住民向けの講演会が開催されています。ハザードマップ確認や、津波避難についての意見交換など、防災意識の向上に大変役立ちます。また、防災の専門家から直接話を聞く事ができます。講演会の内容も様々あり、被災生活での実体験や救命救護法体験、地元仕様の災害情報収集など、防災対策の知識を増やせます。

【3】防災センターに行く

全国には、防災を体験できる防災センター・防災館が150以上あります。ほとんど無料で楽しむ事ができます。国や各都道府県などが設立した大きい施設から、消防本部などに併設されている小規模なタイプまで様々です。映像シアターでバーチャルな災害体験、地震体験、津波体験、火災や停電時の避難体験などもできます。遊び感覚で防災意識を高める事ができます。

【4】シェイクアウト訓練に挑戦する

シェイクアウト訓練とは2008年にアメリカのカルフォルニア洲で始まりました。日本では、一斉防災訓練と呼ばれ、2012年頃から実施されるようになりました。指定された日時に、地震から身を守るための3つの安全行動を約1分間で行います。職場、学校、外出先などで行ってみましょう。

緊急地震速報が報知音をお知らせしたら

ステップ1:姿勢を低く保つ(Drop)
ステップ2:頭を守る(Cover)
ステップ3:揺れが収まるまで動かない(Hold On)

【5】地域の防災訓練に参加する

地震を想定し、地域の特性に応じた訓練を各自治体で行っています。訓練の開催日は、地域の回覧板や自治体に問い合わせてみましょう。地震は日中夜関係なく発生する事から、最近は夜の避難訓練を実施する地域もあります。この機会に、家族皆で参加してみましょう。

地域防災訓練の流れ(例)

1 地震発生のアナウンス。行政による無線放送と緊急地震速報メールが届く
2 家庭内にてシェイクアウト訓練(ステップ1~3を実践)
3 津波警報の発表
4 地域内の安全確保訓練(津波タワーへの避難、大地震を想定した訓練)
5 地域内で初期消火などの説明、消火訓練など
6 津波警報解除 解散

地震 避難する家族

4)地震の訓練に関するその他のQ&A

【Q1】ペットを飼っています。地震が起きた時に備え、どんな訓練をしたらいいですか?

まずは、万が一の時を考え、マイクロチップや監礼札等の迷子対策をしましょう。ペット同行の避難訓練には積極的に参加する事が大切です。

避難所の生活を考え、普段からクレートに慣れさせましょう。そして周りの方に迷惑がかからないように、吠えない、噛まないなど最低限のしつけが必要です。避難所での生活は、ストレスによるペットの免疫力低下や他の動物との接触も増えるので、予防接種や害虫予防薬も欠かさないようにしましょう。

【Q2】地震訓練の時の服装は?乳幼児と参加する時の心構えは?

活動しやすい服装で、靴は運動靴が適しています。そして頭を守るための帽子やヘルメット、頭巾を用意しましょう。両手があくように、荷物(非常用袋等)はリュックサックにして背負います。乳児と避難する場合は、ベビーカーはお勧めできません。

瓦礫などで道路が散乱して危険です。子どもと密着する抱っこ紐がよいでしょう。乳幼児は、訓練やサイレンを怖がるかもしれません。事前に防災の絵本や紙芝居で予習をすると、興味を持ってくれるでしょう。






まとめ

・積極的に地震訓練に参加し、防災意識を高めよう
・地震発生時に自分の身を自分で守るように、訓練で備えよう(自助)
・自分が地域で何ができるかを考え、共に助け合おう(共助)
・緊急地震速報について正しく理解しよう
・地震体験車や防災センターなど、レジャー感覚で楽しく訓練する
・地域の訓練やシェイクアウト訓練に参加する
・ペットや乳幼児など、家庭環境に合わせた訓練を心がけよう

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です