災害時の持ち物10種類!必需品の揃え方徹底解説

災害時の持ち物を準備しておられる方も多いと思います。突然発生する災害に対して、緊急避難するために必要最低限のものを、確実に準備することが重要になります。災害に備えることは、普段の生活を見直すことにもつながります。






1)災害時の持ち物必需品7選

市販の非常用持ち出し袋でも構いませんが、それぞれの事情で必要なものが異なります。市販のものは基本として、柔軟に対応しましょう。また、家族単位で準備せず、個人単位で揃えることで、飲料水や、介護用品、哺乳瓶などそれぞれに対応したものを揃えることができます。

【1】持ち出し用袋

リュックタイプがおすすめです。避難するときに、荷物を背負って両手が使えるようにしましょう。基本的に全天候に対応できるもの、避難所で取り違えることのないように、一目で自分のものとわかるように目印をつけるとか、自分好みの市販のリュックなど工夫してみましょう。

【2】懐中電灯

避難するときに使用できる頭にセットできるもの、停電時の灯りにランタンタイプ、など使用する場面は様々です。電球がLEDを使用したものは、寿命も長いです。また、使用頻度が高いので、予備電池もセットで揃えるようにしましょう。

【3】飲料水

命の水です。長期保存水を準備し、できれば500mlのペットボトル2本くらいにしましょう。コップなどを使うことなく、衛生面を考慮しての対応です。子どもさんのいるご家庭では、大人のリュックだけでなく、子どもさんのリュックに飲料水だけは入れましょう。

量が少ないように思われるかもしれませんが、緊急持ち出し用ですので、大きすぎる荷物はかえって避難の妨げになります。飲料水は1日分にとどめましょう。

【4】貴重品

意外に思われるかもしれませんが、お金を少し、できれば札と小銭を入れておくと役に立ちます。避難していても、現金で購入する機会はとても多いものです。また、保険証のコピーや診察券のコピーは体調不良のとき、電子カルテ導入の診療機関も多いので、かかりつけ医以外にも、スムーズに診察してもらえます。また、保険証のコピーは身分証明書としても使えます。

糸魚川の大火災の時、着の身着のままで避難して、自宅が消失し、自分を証明するものがなにもないという被災者の方が多く発生しました。災害後の様々な手続きに必要ですので、念のため入れておきましょう。その他銀行口座の番号の控えや、生命保険、地震保険などの証書番号のコピーなどまとめて、ジッパーバッグに入れておくと紛失することもなく、防水にもなります。

さてここで質問です。携帯電話を見ることなく、あなたは家族の携帯番号など連絡先を言うことができますか?簡単に設定された番号をポチっと押すだけの生活は、災害時には機能を果たしません。特に災害時に携帯電話の音声通話は使えないものと思ってください。最近日本各地で地震などの災害が多発しています。震度6クラスであれば交通機関が止まり停電も発生します。

電話がつながりにくくなる、とよく言われます。ショートメールはやり取りができます。でも固定電話や携帯電話でも音声通話はつながりません。また、固定電話やファックス機能付きの電話機はほとんどが電気を使用します。

停電時には使えなくなるものがほとんどです。もし、携帯電話が壊れてしまえば、家族と連絡を取ることもできなくなります。家族の連絡先は貴重品です。ぜひ保険証のコピーや銀行口座の番号の控えと一緒に入れておいてください。お願いします。

【5】ラジオ

災害時に情報を手に入れるためにはラジオも大切な道具です。現在ラジオを聞くのも、スマホやパソコンのアプリという方も多いと思いますが、災害時は携帯基地局が無事である保証はありません。もちろん携帯電話も保証の限りではありません。

また、テレビも避難所にあればいいほうで、停電であれば、見ることもできません。その点ラジオは携帯性に優れ、電池さえあれば、なんとかなります。ぜひ、一家に一台、予備の電池とともに、準備しておきましょう。

【6】端末用バッテリー

災害時に最も重要なものは、情報です。生きていくための水や食料を入手するために自治体が発表する情報をまず手に入れなければなりません。実際、日本の災害で、地震や台風のみならず大雪の立ち往生などSNSで情報を発信、受け取ることで、ずいぶん助かったという声はよく聞きます。また新潟中越地震の際、新潟県山古志村は村長さんの携帯電話しか外部との連絡手段がない状態になりました。

携帯電話は情報を受け取るだけでなく、救助要請などの情報を発信する手段でもあります。しかし弱点として、バッテリー切れも同時に指摘されています。保存袋の中でバッテリー切れの状態にならないように、普段からローテーションさせながら、使いましょう。

また、バッテリー以外にも携帯電話の充電器を準備することも忘れないようにしましょう。充電器1台で、なるべく家族全員が使えるように、機種などを考えてみましょう。

【7】非常食

避難生活で食事が確保されているかは確実ではありません。また、離乳食期や介護食など特別のものが必要な方は、特に注意が必要です。その他、アレルギー体質で食事制限のある方、病気などで、食事制限のある方も準備しておきましょう。

特に災害時は強いストレスと慣れない生活で体調不良になりやすいものです。細心の注意を払ってください。「ローリングストック」をして、賞味期限の切れたものを保存しないように、定期的に入れ替えて無駄なく、また防災意識を確認していくきっかけにしましょう。

2)あると便利な必需品3つ

非常持ち出し袋に必要なものをできるだけ効率よく入れたいものです。

【1】簡易トイレ

簡易トイレは家庭用のトイレなどが上下水道の損壊により使用できない時に役立ちます。簡易トイレには2種類あり、家庭用トイレにセットして使う「非常用トイレ」とどこでも使用できる「携帯トイレ」があります。

持ち出し袋には「携帯トイレ」を複数セット入れる必要があります。避難生活は最悪を想定しておくことも大切です。持ち出し袋以外に、自家用車に常備しておくことも大切なことです。

【2】ナイフやハサミなどの刃物

日常生活で、ハサミを結構使います。いざとなればハサミで食材を切ることもできます。アウトドア用にサバイバルナイフもありますが、使い慣れないものよりは、100円ショップで購入できる大型カッターで十分役立ちます。

【3】薬などの医療セット

常備薬や救急テープなどあると本当に助かります。ちょっとした怪我に対応でき、飲み慣れた風邪薬があると便利です。持っているだけで安心します。また、この中に、ウエットティッシュがあると、衛生面で大変便利です。

水は飲料用を優先しますので、手を洗うにも事欠く事が多く、またお風呂に入れない時、足を拭くだけでもサッパリしたと被災者の方が言っておられます。避難所は裸足のところが多く、水虫が気になった方も多かったそうです。また、生理用品や尿漏れパッドなど、必要だけど支援物資を受け取りにくいものなど少しの枚数でも入れておきましょう。

マスクをする女性

3)最新!人気必需品ランキング

備蓄と持ち出し袋は準備するものが異なります。そして、家族の状態や、必需品は変わっていきます。

【1】1位:折り畳み式給水タンク

昨今の災害で給水拠点での支援サービスはかなり早く対応しています。しかし、容器は持参しなければなりません。生活用水の確保のためにも小さくたためる給水タンクは需要が高まっています。

【2】2位:マスク

被災地はどんな災害であれ、健康面に配慮し使い捨てマスクが必要になります。特に呼吸器系疾患の方はもちろんですが、子どもさんやお年寄りなど、感染症対策に欠かせません。大きさも各種あり、子どもさんにはイラスト入りなど、ちょっとした変化をつけましょう。もちろん個包装タイプをおすすめします。

【3】3位:使い捨て雨具

100円ショップで売っているポンチョタイプが人気です。リュックを背負ったままで、その上から着ることができカバンも濡れませんし、体格もくくりが大きいので、幅広く対応できます。また、切って使えばシートなどにもなります。

【4】4位:軍手、皮の手袋

持ち出し袋は基本的に緊急時を想定しています。避難するときに軍手や皮の手袋を着用して、ケガをしないようにしましょう。被災地はガラスの破片やがれきなど危険なものがいっぱいです。用心に越したことはありません。

【5】5位:タオル、バスタオル

何にでも使えるタオル。「拭く」以外に被災地の方は、枕の代わりに使われたそうです。避難生活では、ベッドではなく雑魚寝になることが多いので、1枚でもカバーやシーツ代わりに使えるタオルは本当に役立ったそうです。もちろん切って止血帯など応急処置に使えます。圧縮タイプもありますので、かさばらないようにして、確保しましょう。

4)災害時の持ち物を購入する方法

【1】ネットショッピング

自宅に居ながらにして、比較しながら購入できるネットショッピングは非日常の商品を見るうえでとても便利です。時間の取れない人や地方都市で周りに専門店などがない場合に大変有効です。また、防災用品だけでなく、アウトドア用品や介護用品など無関係に思えるかもしれませんが、案外使えるものがそろっています。頭から決めてかからず、じっくり選べるネットショッピングの利点を生かして、じっくり見て決めましょう。

【2】防災取り扱いの専門店

以前はほとんどなかったのですが、東日本大震災を契機に増えてきました。ネットショッピングで見るのと、実際手に取ると大違いです。また、様々な商品を見るだけでも自分たちだけでは気付かなかった部分を発見することも、防災意識を育てます。

【3】ホームセンター

防災専門店が近くにない方や、専門店は敷居が高い方、わざわざ災害用の品物を買うのが面倒な方は、ホームセンターがおすすめです。気軽に立ち寄ることができ、何よりも価格が安いことが魅力です。

【4】100円ショップ

持ち出し品でも何点か紹介しましたが、100円ショップで揃えることができるものも随分とあります。いつもは見過ごしているものもあると思います。災害対策の意識をもってのぞいてみてください。

5)防災の持ち物の保管場所

非常用の持ち出し袋は、目につくところ、持ち出しやすいところ、家族全員がわかるところに保管しましょう。

【1】アイディア1:玄関脇、非常出口横

緊急脱出時に必ず通る場所です。戸建て住宅、マンションタイプと生活空間は異なっても避難するときに必ず通るところは家族全員で確認し、常に取り出せるようにしましょう。

【2】アイディア2:廊下、通路

通りすがりに持って出ることが可能です。災害発生は時間と場所を選びません。いる場所から非常出口までの必ず通る通路または廊下に保管しましょう。

【3】アイディア3:リビング

みんなが普段いるところです。日頃から目に触れることで、防災意識も高まります。また、災害発生時に家族の誰かがいる可能性が高い場所といえます。

【4】アイディア4:物置の手前

母屋が被災した時、物置だけが助かる可能性もあります。また外出先から帰った時に、何らかの理由で母屋に入れない時に持ち出すことが可能です。普段あまり使わないからと奥の方にしまっては取り出せないので、手前の方に保管しましょう。

【5】アイディア5:自家用車の中

移動中に被災することもあります。また、自家用車で非難すること、車中泊も想定しましょう。毛布や使い捨て食器など、リュックには入りきれないものも置くことができます。ただし、高温になることもあるので、食料や水、乾電池や端末バッテリーは要注意です。

【6】アイディア6:階段の上

川の氾濫や堤防の決壊で急に水位が上がり、玄関からの脱出が困難な時、また、地震や大雪などで閉じ込められた時、2階から脱出したり、一時的に階上に避難することも考えなければなりません。また、階下では浸水の恐れもあります。浸水や高潮の被害が頻発する地域では、有効だと思います。

クローゼットが空

6)保管する場合に避けるべき注意点とは?

高温、多湿のところは避けなければなりません。持ち出し袋の中が変質してしまいます。また、物置や押し入れの奥に入れてしまっては持ち出すことはできません。元も子もなくなってしまいます。

タンスの上なども避けましょう。地震の時に上から落ちてくる可能性がありますし、取り出しにくくなってしまいます。注意しましょう。

7)防災の持ち物に関するQ&Aコーナー

【1】防災グッズは100円ショップでも揃えられる?何がオススメ?

揃えるものでもお話ししましたが、使い捨て雨具、軍手、ナイフ代わりのカッター、タオル、使い捨てマスク、ウエットティッシュなど個包装で入り数が少ない100円ショップの商品の特徴を最大限生かしましょう。使い捨てのものも多いので、とりあえずでよければ、、必需品のかなりの部分は揃えることができます。。

【2】季節によって防災の持ち物に違いはある?

寒い時には使い捨てカイロ、その他保温効果のあるアルミシートなどが役に立ちます。夏には、うちわや虫よけ剤などあると便利です。着替えも夏と冬では違います。面倒かもしれませんが、持ち出し袋も衣替えをしましょう。

【3】どのぐらいの量を準備すれば良い?

備蓄ではないことを念頭に、最低1日分で良いのです。理由は成人男性で15kg、女性で10kgの荷物を背負って避難することができる、とされています。避難するときは、時間も天気も選ぶことはできません。持ち出し袋が重すぎて、避難できないでは困ります。ですから、とりあえず最低1日分、があればいいのです。

【4】予算はいくらほどで揃えられる?

ネットショッピングの防災専門店の売れ筋は1人用9,800円、家族用で13,800円といったところで、高くても24,800円までといったところです。市販の持ち出し袋セットの価格を参考にして、工夫してみてください。






この記事のチェックポイント

【1】災害時の持ち物は最低1日分を目安に必要最小限をリュックサックに入れましょう。

【2】市販の災害時持ち出し袋を参考に、各家の事情に合わせて、準備することが大切です。

【3】保管は高温多湿を避け、目につくところ、持ち出しやすいところにしましょう。

【4】ローリングストックを心掛け、衣替えをするように定期的に点検し、使用期限や家族の状況にあわせて、更新していきましょう。

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