これだけ読めば大丈夫!災害時に備えるべきマストアイテムと心構え

地震調査委員会による全国地震動予測地図が毎年発表されています。これは今後30年以内に震度6弱以上が起きる確率を示しています。また近年は地震だけでなく、いろいろな災害が日本各地で発生しています。「もしも」のときのために、効率のよい備えをしておきましょう。






1)災害を想定して家具は固定しておくべき?

地震で家具が転倒して危険なのは、家具の下敷きになることだけではなく、飛散してくる物が当たって怪我をしたり、大きな家具が倒れた場合は、逃げ道をふさぐ可能性もあります。大きくて重い家具はもちろん、揺れで飛んでくる可能性のある家具は全て固定できれば理想的です。

【1】どんな家具をどうやって固定すればいいの?

家具を固定する方法はいくつかあります。それぞれの家具に合った方法で固定する必要があります。

(1)タンス

壁面とタンスの上部をL字金具で固定する方法が最も強く固定できます。ベルトやチェーンで壁に固定する方法も有効ですが、どちらも壁に穴をあけることになるため、賃貸では難しいこともあります。

壁に穴が開けられない場合は、突っ張り棒タイプやジャッキタイプのものがありますが、固定の強度は壁に固定する方法に比べると低くなります。

(2)食器棚

本体の固定はタンスと同様です。棚の中の食器類が飛び出してくることを防ぐため、扉にもストッパーをつけておくことが必要です。揺れに対してロック機能のあるストッパーであれば、さらに安心です。

(3)本棚

本体の固定はタンスと同様です。棚に並んでいる本が飛び出してくるのを防ぐために、棚の両内側にねじ式のフックを取り付けて紐をかけておきます。紐を渡しておくことで、揺れに対して本が勢いよく飛び出してくることを防ぎます。

また、棚板のふちに貼る落下防止用のテープも売られています。図書館などでは、

このテープも使用されています。

(4)テレビ

最近では、固定用のスタンドやワイヤーがセットになって売られているテレビも多いようですので、説明書に従って固定するのが良いでしょう。また、市販の耐震パッド(特殊な粘着性のあるパット)を使用する方法がもあります。

(5)冷蔵庫

冷蔵庫は壁とのすき間があるため、冷蔵庫専用の固定具を使う必要があります。

天井との間も広いため、突っ張り棒のタイプは効果が低くなります。

(6)窓ガラス

飛散防止フィルムを張ることで、割れにくく、割れても粉々になることを防ぐことができます。また、窓ガラスを鉄線入りのガラスに変えたり、窓枠ごと交換することで耐震性を上げることが可能です。

【2】食料の備蓄は常にできている?

行政その他から食料の支援が届くまで、最低3日かかるといわれています。それまでの間は、自分で備えておく必要があるということです。

(1)どんな食料を備蓄するべき?

災害直後はライフラインの停止が予想されますので、何も使わず、そのまま食べられる食品を備蓄する必要があります。

(2)何日分あればいいの?

家族の人数×3日分が最低量です。状況によってはそれ以上かかることも考えられますから、余裕があれば1週間分の備蓄があれば、さらに安心といえます。

(3)どこに置いておくのがベスト?

備蓄品の品質保持という点では、虫や小動物の発生しない、湿気の少ない冷暗所が適しているといえますが、すべての食品を1か所にまとめて保管すると、家屋の倒壊や家具の転倒によって、そこまで食料を取りに行けなかった場合に困ります。

水や食料は保管環境を考慮したうえで、何か所かに分けて保存しておくことをおすすめします。

【3】非常用持ち出しバッグの準備

消防庁がすすめている防災グッズはこちらです。

印鑑、現金、救急箱、預金通帳、懐中電灯、ライター、ろうそく、缶切り、ナイフ、手袋、衣類、インスタントラーメン、毛布、ラジオ、食品、ヘルメット、防災ずきん、電池、水、(哺乳びん)

(1)何を入れるべき?

住んでいる地域や家族構成よって、必要な非常持ち出し品は異なると思いますが、最低限必要と思われるのは水、ヘルメット、軍手、懐中電灯、食品、保温シート(毛布)、タオル、ティッシュペーパー、ビニール袋

これらは、各自が持ち出せるように準備できるのが理想的です。

(2)バッグは人数分あった方がいいの?

基本的には、1人にひとつの持ち出し用バッグを用意するのが理想的です。

小さいお子様や高齢者の方は、個々の体力に応じてバッグの中身を調整する必要がありますが、万が一、はぐれてしまった時のことを考えて、水と食料、タオル数枚は各自が持っていられるようにしましょう。

机の下に隠れる女性

2)備えは備蓄だけじゃない!家族同士で決めておくべき安否確認方法

日中は家族別々の場所にいることがほとんどです。お互いに連絡方法を確認しておきましょう。

【1】災害伝言ダイヤルって何?

災害発生時に被災地への電話がつながりにくくなったときに開始される、声の伝言板です。

(1)何ができるの?

「171」をダイヤルし、伝言を入れたり、聞いたりすることができます。

(2)リンクはこちら

https://www.ntt-east.co.jp/saigai/voice171/index.html

【2】災害伝言版って何?

災害発生時にインターネットを利用して、被災地の方の安否確認ができる声の伝言板です。

(1)何ができるの?

被災地から電話番号をキーとして、伝言情報(テキスト)を登録できます。登録された伝言は、電話番号をキーとして全国から確認することができます。

(2)リンクはこちら

https://www.ntt-east.co.jp/saigai/web171/index.html

【3】避難場所や避難経路は確認できてる?

避難場所はその目的別に3種類に分かれています。

・広域避難場所:火災などで地域的に危険がある場合、一時的に非難する場所です。

大きな公園や大学などが指定されています。

・一時避難場所:災害時に一時的に危険を回避するための場所です。帰宅困難者の待機場所として使われることもあります。公園や学校の校庭などが指定されています。

・収容避難場所(避難所):一定期間の避難生活が送れる場所です。公民館や学校の体育館などが指定されます。

(1)どこで確認すればいいの?

各市町村の防災情報マップを確認しましょう。

(2)どんな災害が予測できる?

市町村のホームページやパンフレットなどでは、その地域に即した防災情報があります。ハザードマップを公表している市町村も多いので、お住いの市町村ホームページを確認しておきましょう。

3)備えるものリストでいざというときに後悔しない!

災害の種類や家族構成によって、必要なものの優先順位は変動します。必要なものを具体的にリストアップして、いつも見える場所に置いておきましょう。

【1】3つのチェックリストで災害対策

(1)食料は1日何食で何日分?

備蓄食としては1日3食×3日分、可能であれば1週間分が理想です。

(2)ローリングストックはできている?

日常的に消費しながら、在庫を多めに持つ方法です。飲料水や缶詰などのほか、常備菜もローリングストックできます。

(3)好きなものが準備できてる?

不安な避難生活の中で、いつも食べているものや好きなものがあると安心できます。特に子供の好きなお菓子は、ローリングストックしておきましょう

【2】普段からカバンに入れておきたい備えアイテム4選

(1)アイテム1:懐中電灯

キーホルダー型など小さいものでもあると便利です。

(2)アイテム2:ホイッスル

万が一、閉じ込められたりした場合に必要です。防災だけでなく防犯にもなります。

(3)アイテム3:マスク

状況によっては粉塵が舞います。感染症予防にも必要です。

(4)アイテム4:ばんそうこう

持ち歩くと日常的に役に立ちます。サイズが大小あれば、さらに用途が広がります。

車の中での生活

4)車に備えておきたい防災グッズって何?

災害時は、基本的には車で移動(避難)することは避けるようにします。

【1】車に防災グッズを備えておくメリット

(1)理由1:車で移動中に災害に合った時のために必要です。

(2)理由2:車で移動中に被災し、徒歩で非難するときに持ち出せます。

(3)理由3:自宅建物の状況によっては、車中で避難生活を送ることもあります。

【2】何を備えるべき?

あれもこれも積みたくなってしまいますが、あまり重量が大きいと車の燃費に影響します。また、車中は気候により温度変化が激しいので、食品類の保管は注意が必要です。

(1)食料

飲料水とそのまま食べられるビスケットタイプの栄養調整食品(カロリーメイトブロック)のようなものを搭載し、車を使うたびに新しいものと入れ替えてローリングストックするとよいでしょう。特に夏季は、条件によって車中の温度は40℃を超えるため、食料の搭載には注意が必要です。

(2)車を降りてからの作業が行えるもの

懐中電灯、ヘルメット、軍手、ビニール袋、タオル、マスクなどは常備しておきましょう。

(3)医薬品

いつも飲んでいるお薬は自宅の非常持ち出し袋、車中、自分のカバンにいつも入れておきましょう。車中には常備薬のほかに、ガーゼ、ばんそうこう、消毒液、三角巾などを入れた救急箱を用意できればよいですが、これらも温度管理には注意が必要です。

(4)マルチツール

万が一、車の中に閉じ込められた場合、車の窓ガラスは特殊な加工がされているため簡単には割れません。車専用のツールがあれば安心です。

5)いつ来るかわからない災害に備えてスマホに入れておきたいアプリって?

災害対策アプリの多くは、無料でダウンロードすることができます。まずはアプリをダウンロードしてみましょう。

【1】災害用アプリを備えておく必要性って?

多くの人は、スマホはいつも手の届くところにあるのではないでしょうか?そのスマホに災害情報が届けば、いち早く対応することができます。

【2】どんなことができるの?

地震、津波、火山噴火、台風、などそれぞれに特化したアプリもあれば、総合的に情報が得られるアプリもあります。いずれも必要な地域の情報が、迅速で具体的に得られます。

【3】おすすめアプリ7選

(1)オススメ1:ゆれくるコール

スマホの防災対策アプリの中では、ダウンロード数が非常に多いアプリです。機能は、緊急地震速報と地震の詳細についてです。

(2)オススメ2:Yahoo!防災速報

地震、津波、台風、土砂災害など、いろいろな災害に対応しています。

(3)オススメ3:NHKニュース・防災

NHKの最新ニュースと災害情報が配信されます。地震だけではなく、様々な災害に対応しています。

(4)オススメ4:Yahoo!天気

天気と警報・注意報についても配信されます。台風や降雪の情報も得られます。

(5)オススメ5:ウエザーニュースタッチ

ユーザーが投稿する写真で、知りたい地域の現在の様子を見ることができます。

(6)オススメ6:MAPS.ME

インターネットに接続していなくても、オフラインで地図を確認できます。

災害時にはインターネット接続が困難なことが多いため、あらかじめ地図情報をスマホに入れておけば安心です。

(7)オススメ7:防災情報 全国避難所ガイド

避難所までの最短距離がわかります。避難所のほかに高台や医療機関の場所もわかります。オフラインでも表示が可能です。

豚の貯金箱で貯金生活

6)防災グッズだけではない!お金があると被災にも強い?

【1】何故災害時にお金が必要なの?

被災した状況により、現金の必要度は異なります。例えば仕事の帰りに被災した場合、タクシーに乗る、ビジネスホテルに1泊する、歩いて帰るために靴を買う、など、いろいろなケースが想像できます。

(1)災害後開店する飲食店もある?

被災状況により異なりますが、飲食店の営業再開はライフラインの安全確認と供給再開後になります。

(2)被災後何日で救援物資が届く?

被災した場所によって異なりますが、救援物資が届くまでには最低3日程度かかるといわれます。

(3)コンビニは被災後も開いてる?

被災状況により異なりますが、コンビニは行政と協力のもと「できる限り営業を継続する」ことになっています。

本格的に通常営業が可能となるのは、ライフラインの安全確認と供給再開後になりますし、配送ルートが確保されないと、商品が納品されないということになりますが、文房具や衛生用品の販売など可能な範囲での営業は継続されます。

【2】都市部は被災後でも通常運転に向かっている?

交通網、ライフラインなどは、被災直後から復旧に向けての作業が始まります。

(1)救援物資が届かなくてもお店で買えるものがある?

被災状況によりますが、コンビニは被災後も営業している可能性が高いと考えられます。身近なコンビニの品ぞろえを確認しておくことで、被災後に不足したものを買いそろえることができるかもしれません。

(2)災害時に物資調達するのにいくらあれば大丈夫なの?

災害が起きてから十分な備えをすることは困難なので、平時から少しずつ備えましょう。備える内容によって金額は異なるため、個々の家庭で予算も異なります。

7)防災グッズは最低限!これだけあれば大丈夫なものって?

【1】防災グッズは2つに分けて置いておく

(1)一次持ち出し

始めに持ち出したいものです。主に食料と衛生品が含まれます。できるだけひとつにまとめておきましょう。

(2)二次持ち出し

数日間をしのげるような物品です。家の中では何か所かに分けて保管しておきます。

【2】一次持ち出しに用意しておきたいリスト15のチェックリスト

(1)水:生命を維持するうえで最も大切です。飲用を優先し、それ以外の用途の水使用は極力控えます。

(2)1日分の食料:できるだけそのまま食べられる食品を選びます。ビスケットタイプの栄養調整食品やゼリー飲料などが有効です。

(3)懐中電灯:停電の可能性が高いため、必須アイテムといえます。キーホルダー型を非常持ち出しカバンにつけておくとよいでしょう。

(4)携帯ラジオ:災害情報の取得には欠かせません。スマホでもラジオを聴くことはできますが、ラジオは別にあった方が便利です。替えの電池も用意しましょう。

(5)簡単な救急用品:ばんそうこう大小、三角巾、消毒薬など。常備薬も忘れずに入れておきましょう。

(6)ライター:チャイルドロック・二重ロックのかかるものを用意しましょう。たまに、ガスの残量をチェックしておきましょう。

(7)軍手:被災直後は、周辺に危険なものが散らばっている可能性があります。数枚用意し、用途によって使い分けられるとさらに有効です。

(8)筆記用具:できれば、防水性のあるメモ帳とボールペンが便利です。油性のマジックもあるとよいでしょう。

(9)ポリ袋:チャック袋とコンビニ袋の両方を用意し、かさばらないように小さくたたんでおきましょう。コンビニ袋はごみ袋に使うほか、靴にかぶせれば長靴代わりになります。

(10)携帯トイレ:可能であれば、1人1日、3~4回分の携帯トイレを用意しましょう。

(11)タオル:いろいろな用途に使用できるので、数枚用意しましょう。

(12)トイレットペーペー:トイレ用だけではなく、いろいろな用途に使えます。水に溶

けるので、処分方法に特別な配慮が不要です。

(13)衛生用品:ウエットティッシュ、マスク、女性は生理用品も必要です。リップク

リームやマウスウォッシュもあるとさらに良いでしょう。

(14)お金:いつ必要になるかわからないので、ある程度の金額で小銭とお札の両方を持

ちましょう。

(15)身分証明:運転免許証、保険証などですが、紛失しないように注意が必要です。

【3】二次持ち出しで用意しておきたい7つのチェックリスト

(1)水:飲用だけでなく洗面などにも必要になってきます。空になったペットボトルはとっておきましょう。給水支援の際に水を入れることができます。

(2)非常食:缶詰、レトルト品など、基本的には調理不要なものを常備します。

(3)貴重品:印鑑、預金通帳など。身に着けておけると安心です。

(4)服:下着は使い捨てのものを用意しておくと便利です。季節に応じて必要な服が異なるので、季節ごとに確認をするようにしましょう。

(5)調理器具:カセットコンロと鍋・トング、ラップ、ホイルがあると便利です。

(6)食器類:割れにくく軽い素材のものが適しています。アウトドア用のコンパクトに収納できるようなものがベストです。毎回洗うことが難しいので、ラップやホイルを巻いて使います。

(7)布団や毛布:アルミ製のサバイバルシートは軽くてかさばらないのでおすすめです。古い毛布なども、床が固い場所で敷物代わりに使えるので、両方あればさらに良いです。

防災グッズ

8)災害に備えるためのQ&Aコーナー

【1】災害用アプリは何個くらいインストールするべきなの?

無料のアプリ数種類をダウンロードして、使用してみることをおすすめします。住んでいる地域や環境、家族構成によっても必要な情報や使い勝手の良さは変わってきますので、いくつか使ってみて良いと思うものを残してください。

【2】車の非常食もローリングストックするべきなの?

車中の環境は食料の保管には適していません。長期間車の中に置いたままは避けたいので、賞味期限にかかわらず、車を使用するたびに少しずつ入れ替えることをおすすめします。

【3】防災グッズの販売サイトでお勧めは?

・アットレスキュー:http://atrescue.jp/

・防災用品専門店ヤマックス:http://www.ymx-shop.jp/fs/bousai/c/corporate

・東急ハンズネットストア:https://hands.net/cate/prevention/disaster/

【4】なぜ備蓄に好きなものを備蓄するの?

避難生活は過剰なストレスがかかります。特に子供は今までの生活が一変し、不安でいっぱいになっています。そんな時に、食べなれた好きなものが食べられることで、安心感を得ることができます。大人も同様ですので、好きなものはぜひ常備しておいてください。






まとめ

【1】大きな地震の時は、家の中の物すべてが凶器となる可能性があります。もう一度家の中を確認して、必要な対策をとりましょう。

【2】災害が起こるのは、家にいるときとは限りません。いろいろな場所での被災を想定して、必要な対策をとりましょう。

【3】備蓄するものは食料だけでは不十分です。家族構成に合わせて、必要なものの優先順位をつけて必要な対策をとりましょう。

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