必読!停電の備えにマストな5つの事前準備

現在私たちの生活は、電気に頼っている部分が非常に大きくなっています。地震や台風などの自然災害で停電が起きた時、停電が長期になると生活に様々な支障が出てきます。電気が使えない状況でも困らないように、日頃から停電に備えておきましょう。






1)まず必要なのは「明かりの代わりとなる」照明器具

家の中の照明はもちろん、街灯や信号など外の灯りが全く消えてしまうと、日が落ちたあとは本当に真っ暗になります。暗闇の中で何かをすることは、転倒や怪我、その他の事故につながる危険があります。まずは明かりをとるための照明器具を準備しておきましょう。

【1】懐中電灯

停電時に懐中電灯は必ず必要になります。懐中電灯の数も1個ではなく、家族構成や家の構造などによって必要数が異なります。状況に応じて必要なタイプを備えておきましょう。

(1)電池式

家の中はもちろん、車の中にもあると日常的に便利です。大きな懐中電灯は、明るさも照らす広さも大きいのですが、電池の使用量も多く重いものが多いので、長時間手に持って使用するには不便です。キーホルダー型の懐中電灯は、小さくて広範囲に長時間照らすことは難しいですが、カバンにつけていつも持ち歩くのに便利です。大きさや重さ、形もいろいろなものがあるので、置き場所や使う人によって適したものを選びましょう。

(2)充電式

コンセント、USBケーブル、手回し式など、いくつかの充電方法があります。コンセント充電式の中には、常夜灯として使用しながら充電し、停電時は懐中電灯として使用できるようなタイプの物があります。置き場所や使い方を考えてから購入しましょう。

(3)地震感知ライト・センサーライト

夜間に停電した場合、手の届く場所に懐中電灯がないと、真っ暗な中を懐中電灯を取りに移動しなければなりません。日常から、足元ライトや常夜灯、非常灯になるものがあると安心です。地震の揺れを感知して点灯するタイプ、停電を感知して点灯するタイプ、人感センサータイプなど、点灯のタイミングはいろいろな種類が選べます。また、それぞれに電池式や充電式があります。

まずは、突然の停電時の行動を想像し、どこに明かりがあると良いのかを考えてみましょう。停電が長期化した時は、トイレなどにも照明が必要です。設置したい場所にコンセントがあるかどうか、センサーの感知エリアに設置できるのかどうかなどを考えてから、適しているものを選びましょう

【2】ランタン

懐中電灯は一方向を照らすのに対して、ランタンは広範囲を照らすことができます。電池式や手回し式、ソーラー充電タイプの物などがあります。キャンプ用の商品にはガソリンや灯油が使えるものもあるようですが、使い慣れていないと非常時には危険なこともあるかもしれません。懐中電灯としても使えるものや、ラジオがついているもの、一部を取り外して逆さまに吊るすことができるものなど、いろいろな商品があります。

【3】ヘッドライト

夜間に避難をしなければならない時や、小さな子供がいるような場合など、照明を手に持つことができない場面も多く考えられます。ヘッドライトなら両手がふさがっていても、自分の行く場所を確実に照らすことができます。非常持ち出し用品の中には、ぜひ備えたい商品です。

【4】ロウソク

災害時、特に地震の余震がある場合には、火事の二次災害防止のためロウソクの使用は控えるようにといわれています。しかし万が一、充電も電池も底をついた場合のために、やはりロウソクも準備しておけば安心です。

停電時用に備えるロウソクは、細長くて立てて使うものではなく、ある程度の太さがあり、背の高くない、倒れる心配のない形状のものを選びましょう。ロウソクを使用するときは、周りに物を置かず、必ず近くに誰かいて、すぐに火を消せる状況で使用しましょう。

モバイルバッテリー

2)電力の供給源となる物

停電時、情報を得るために必要なラジオやスマートフォンの電源は十分に備えておきたいもののひとつです。また、家庭で電力を使用する医療機器を使用している場合は、継続して機器を使用するために、予備の電源を備えておかなくてはなりません。

【1】モバイルバッテリー

容量や大きさ・形、いろいろなデザインの商品があります。日常のスマートフォン使用量を考えて、自分に必要な容量の物を選びましょう。個人で1台持ち歩き、容量の大きいものを1台家に置いておくのも安心です。複数台を同時につなげると便利ですし、ソーラー充電ができるタイプのものも安心感があります。

【2】電池

マンガン電池、アルカリ電池、充電タイプがあります。アルカリ電池はマンガン電池よりも長持ちしますが、価格はマンガン電池の方が安価です。充電タイプは価格は高いですが、家で充電して繰り返し使えるので便利ですし、ゴミの減量にもなります。使用機器や電池交換の頻度によって、電池のタイプを選びましょう。

電池は1か所にまとめて保管しがちですが、実際に電池を使う機器の近くに保管する方が、便利な場合があります。電池を入れたままで使用しない場合、電池が液漏れをすることがあります。定期的に使用するか、点検をしておくことが必要です。

【3】医療機器の予備バッテリー

電気を使用する医療機器を日常的に使用している場合は、非常用の予備バッテリーを備えておくことは必須です。予備バッテリーの使い方、使用時間などはあらかじめ確認しておき、不明な点は医療機器メーカーに問い合わせておきましょう。また万が一、予備バッテリーも切れてしまった場合の対処法を、かかりつけの病院や訪問看護師、医療機器メーカーなどと話し合っておきましょう。

トイレに駆け込む

3)トイレの備え

水をポンプでくみ上げている場所では、停電時にはトイレも使用できなくなるので、簡易トイレも準備しておきましょう。

【1】簡易トイレ

吸水剤や凝固剤に排せつ物を吸収させて、ごみとして捨てるタイプものがほとんどです。シート状、粉末、タブレットなどその形状はいろいろですが、便器にビニール袋を敷き込み、中に吸水剤や凝固剤を入れておき、排せつします。商品によって、1回の排せつに1個使用するものや、1個で数回使用してから捨てるものもあるようです。家族構成によって必要数を計算して備えておきましょう。

【2】トイレットペーパー・ティッシュペーパー・ウエットティッシュ・新聞紙

紙類は、いつもある程度の在庫をもってローリングストックしておけば、停電時に慌てることはありません。ウエットティッシュはトイレにも置いておけば、水で手が洗えない間に使うことができます。

状況によっては、新聞紙やティッシュペーパーを簡易トイレの吸水剤や凝固剤の代用にできるので、備えておくと便利です。

4)とても困るのは水!忘れないように

水道水をポンプでくみ上げている場所では、停電により水が出なくなります。飲料水の不足は健康維持にも影響を及ぼすので、十分に備えておきましょう。

(1)飲料水

可能であれば1人1日3リットル、最低でも1人1日1リットルを備えておきましょう。停電が長期に渡る可能性を考えると、7日分を用意できれば理想的です。

(2)水をためる

日常的に浴槽やバケツに水を汲んでおくことも有効です。洗顔や体の清拭、手や食器類をすすぐなどに使用することができます。

使い捨てカイロ

5)体温をコントロールするための備えは?

停電により冷暖房が使用できなくなります。体温を維持することは健康の維持に重要です。特に子供と高齢者は、外気温に合わせた体温調節がうまくできないこともあります。冬季の防寒対策と、夏季の熱中症対策は必要です。

【1】保温するために

冬季の停電に備えて防寒対策が必要です。停電の間に体調を崩さないように、毛布などの寝具に加えて備えておきましょう。

(1)アルミブランケット

100円ショップの物から、登山用や非常用の機能性の高いものまで、いろいろなものがあります。毛布などと併用する場合は100円ショップの物でも大丈夫な場合もありますし、防寒・防風など、十分な機能性を求めるのであれば、登山用などを用意しておくのも安心です。

(2)ホッカイロ

安全に使用できるので備えておきましょう。小さい子供や高齢者に使用する場合は低温やけどなどを防ぐため、タオルで巻くなどして、温度の伝わり方が穏やかになるように工夫して使用しましょう。

(3)カセットガスストーブ

寒い季節、寒い地域では、やはりストーブが使用できると安心です。カセットコンロと同じカセットガスが使用できるカセットガスストーブは、専用の燃料などを用意しなくてよいので便利です。

【2】熱中症を防ぐために

近年の夏は夜になっても気温が下がらず、熱帯夜が連続することがあります。また、台風が原因の停電の場合は、暴風雨によって窓も開けられない可能性もあります。そのような場合は、夜間に熱中症になりかねません。体調維持のために体を冷やす用意も必要です。

(1)卓上扇風機・充電式扇風機

乾電池で動く卓上扇風機があります。多くの商品は小型で、部屋全体に風を送ることは難しいですが顔に風が当たるだけでも、涼しく感じられます。

充電式の扇風機の大きさは、一般的な扇風機と同等で、使用中にバッテリーに充電できるので、停電時も継続して使用できます。

(2)保冷剤

冷凍庫に保冷剤を常備しておきましょう。停電では冷蔵庫も止まってしまうので、保冷剤や氷は解ける前に有効に使用しましょう。叩いて刺激を与えると、化学反応によって冷たくなる冷却剤もあります。

(3)うちわ・扇子

うちわや扇子で風を送ることも、体を冷やすには有効です。しかし、長時間あおぎ続けることは困難なので、他の方法と併用して上手く使用しましょう。

6)その他必要な備えは何がある?

その他の必要なものは、各家庭でも異なってきます。日常使用している電気製品を観察し、使えなくなった時に困るものは何かをよく考えておきましょう。

【1】カセットコンロ

ガスコンロの場合は、ガスが止まらなければ調理は可能ですが、電子レンジやIH調理機は、停電で使用できなくなります。カセットコンロとカセットガスは揃えて備えておく方が安心です。

【2】現金

キャッシュレス化が進んできているので、日常、現金のやり取りをせずに買い物をしている人も増えています。しかし停電時は、カードや店舗のレジなども使用できないため、現金が必要になります。ある程度の現金は手元に常備しておき、できれば小銭も用意しておきましょう。

懐中電灯

7)停電の備えに関するQ&A

【Q1】停電したときに、やっておくべきことは?

コンセントを抜き、ブレーカーを落とします。コンセントが差し込まれたままで再び通電すると、火災が起きることがあります。

【Q2】ペットボトルでランタンが作れる?

懐中電灯の上に、水を入れたペットボトルを乗せると、光が乱反射するので広範囲を照らすことができます。懐中電灯が小さい場合は、安定の良いガラスの瓶などに懐中電灯を入れ、その上に水を入れたペットボトルを乗せます。懐中電灯とペットボトルの大きさのバランスを考えて、安定するように工夫してペットボトルを乗せましょう。

【Q3】おむつは簡易トイレになる?

大人用のおむつには吸水ポリマーが使用されているので、簡易トイレの吸収剤代わりに使うことができます。便器にビニール袋を2枚重ねて敷き込んで、中に大人用のおむつを広げて入れます。排せつ後、吸収材がしっかり吸い込んでからトイレットペーパーや新聞紙を重ねて入れ、ビニール袋の口をしっかり縛ってゴミに出します。おむつの吸水量を確認してから使用すると安心です。ゴミに出すときは、地域の分別に従って出してください。






まとめ

【1】懐中電灯などの照明器具は、家族構成や家の構造などによって、置き場所や種類を考えて準備しましょう。

【2】ロウソクは最終手段と考えて準備しておきましょう。ロウソクの形状に注意し、倒れにくく、ロウが垂れにくい形状のものを選びましょう。

【3】予備の電池やバッテリーは、日常の使用量を考えて準備しておきましょう。

【4】停電時は水も止まってしまうことを考えて、飲料水と簡易トイレの準備をしておきましょう。

【5】冬場の防寒対策と、夏場の熱中症対策もしておきましょう。

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